この記事では放課後等デイサービスの基本方針とサービスの概要を説明します。
基本方針
支援が必要な障がいのある子ども(学齢期)に対して、学校や家庭とは異なる環境・時間・人・体験などを通じて、個々の子どもの状況にあわせた支援(個別支援)を行うことが、放課後等デイサービスの基本となります。
また、できる限り他の子どもを含めた集団での育ちを考えながら、保護者の悩みに寄り添い、学校機関等の教育機関やボランティアを含めた地域の協力を得ていく拠点として考えていく必要もあります。
具体的には、家庭での生活状況・学校での教育状況。相談機関との情報共有・社会福祉協議会等のボランティア拠点との連携等、放課後等デイサービス計画(個別支援計画)に基づき協働で目標を設定していくことが必要です。
サービスの概要
放課後等デイサービスの対象は、心身の変化の大きい小学校や特別支援学校の小学部から高等学校等までの子どもであるため、この時期の子どもの発達過程や特性、適応行動の状況を理解した上で、コミュニケーション面で特に配慮が必要な課題等も理解し、ひとりひとりの状況に即した個別支援計画に沿って発達支援を行うことが必要です。
放課後等デイサービスでは、子どもの発達過程や障がい種別、障がい特性を理解しているものによる発達支援を通じて、子どもが他者との信頼関係の形成を経験できることが必要であり、この経験を基点として、友達とともに過ごすことの心地よさや楽しさを味わうことで、人と関わることへの関心が育ち、コミュニケーションをとることの楽しさを感じることができるように支援するものです。
子どもひとりひとりの個別支援計画に沿って、以下の基本活動を複数組み合わせて支援を行うことが求められています。(平27・4・1障発0401第2)
- 自立支援と日常生活の充実のための活動
- 創作活動
- 地域交流の機会の提供
- 余暇の提供
- 新型コロナウイルス感染症対策
上記の詳しい内容については次の記事で説明します。